‘成年後見制度について’ Category

成年後見人の権限と義務

成年後見人の権限 財産管理権と代理権(民法859条) 財産の保存行為(家屋の修繕など財産の現在の価値を維持する行為)と管理行為(財産の性質を変えない範囲での利用改良行為)を本人に代わって行うことができる権限のことをいいま…続きを読む

成年後見人の基本理念

成年後見人は、本人が判断能力を欠く常況にあっても、できる限り通常の生活が送れるよう、それまでの「本人の保護」という考え方とあわせて、上記のような新しい理念をも念頭に置きながら本人にとって最善の利益を求め、職務を遂行する必…続きを読む

後見開始の審判の申立件数

○ 成年後見関係事件(後見開始,保佐開始,補助開始及び任意後見監督人選任事件)の申立件数は,対前年比約10.5%の増加となっている。 ○ 後見開始の審判の申立件数は,対前年比約9.9%の増加となっている。 ○ 保佐開始の…続きを読む

成年後見人に選ばれる人

家庭裁判所は、本人の一切の事情を考慮し、本人にとって最も適任だと思われる方を選任します。 ●親族(配偶者、親、子、兄弟姉妹)・・・48.5% ・日常、家族や親族が本人の財産管理や身上監護をしている場合に、今後も同じように…続きを読む

後見申立ての動機

○ 主な申立ての動機としては,預貯金等の管理・解約が最も多く,次いで,介護保険契約(施設入所のため)となっている。  

成年後見の終了

●成年後見人を辞任することはできますが、家庭裁判所の許可を受ける必要があり、正当な理由がある場合に限ります。 【課題】 ●本人の死亡により成年後見人の権限は消滅するが、本人に親族がいない場合には、医療費の支払いや葬儀など…続きを読む

法定後見による資格制限

平成25年5月、成年被後見人の選挙権の回復等のための公職選挙法等の一部を改正する法律が成立、公布されました(平成25年6月30日施行)。 これにより、平成25年7月1日以後に公示・告示される選挙について、成年被後見人の方…続きを読む

成年後見に関する申立費用・報酬

【申立てに必要な書類を揃えるのに必要な費用の概算(司法書士等に依頼した場合の報酬含む)】 10万円~ 【課題】 ●申立費用に加え、第三者の専門家が選任された場合の報酬も含めて、低所得者にとっては、簡単に出せる額ではない。…続きを読む

後見登記

後見登記事項証明書の申請書は、各地方法務局のほか、法務省のホームページからダウンロード可。手数料は550円。 窓口で免許証等の本人確認書類を提示する必要があります。  

後見申立て後の調査・審問・鑑定・審判

【調査・審問】 ①申立人に対する調査・審問 ②本人に対する調査・審問 ③後見人等候補者に対する調査・審問 ア)本人の心身の状態並びに生活及び財産の状況 イ)本人の家族状況(財産争いの可能性がある場合は、親族は選任されず、…続きを読む

家庭裁判所へ後見申立て

①家庭裁判所、市町村役場、法務局などで必要な書類を取り寄せ、申立書及び照会書等に記入 ②主治医の先生に診断書依頼 ③必要書類の入手 □銀行の『通帳』 □『保険証書』、『有価証券』等 □証券会社発行の『取引残高報告書』 □…続きを読む

後見申立て手続きの流れ

相談者から聞き取る内容 ①後見等を申し立てる理由(動機、きっかけ、どうやって制度を知ったか) ②本人の状況 ア)判断能力 イ)健康状態、介護保険(要支援・要介護認定)、障害の認定度 ウ)生活状況 エ)財産状況 オ)本人の…続きを読む

補助の適用事例

取消権を行使すると、詐欺や強迫を受けた場合でなくても、日常生活に関することを除き、本人が行った法律行為の効果を、初めからなかったことにすることができます。取消権は本人も行使することができます。 取り消しができる期間は、ク…続きを読む

保佐の適用事例

【重要な財産の処分行為(民法13条1項各号)】 一  元本を領収し、又は利用すること。 二  借財又は保証をすること。 三  不動産その他重要な財産に関する権利の得喪を目的とする行為をすること。 四  訴訟行為をすること…続きを読む

成年後見の適用事例

成年後見人は、本人に代わって、財産管理や必要な契約を結んだりします(日常生活に関する行為を除く)。

法定後見制度の3類型

具体例 後見:認知症の症状が重く、日常生活以外の財産行為全般を代わりにやってくれる人がほしい。 保佐:もの忘れをすることが多くなり、重要な財産行為を一緒に判断してくれる人がほしい。 補助:判断能力が衰えてきたので、重要な…続きを読む

成年後見人の役割-家庭裁判所への報告

●財産目録の作成 ・不動産、預貯金、株券 ●収支予定表の作成 ・1か月の収入(年金、家賃収入)と支出(健康保険料、介護保険料、水道光熱費、その他生活費)  

成年後見人の役割-身上監護

成年後見人ができないこと ①医療行為に関する同意権 手術の同意書へのサインは、本人の同意なくして行うことはできません。 ②居所指定権 いくら本人のためになると考えても、病院や施設への入所を強制することはできません。 ③身…続きを読む

成年後見人の役割-財産管理

財産管理を行うにあたって注意すべき点 ●たとえ本人と成年後見人が親族関係にある場合でも、あくまで「他人の財産を預かって管理している」という意識を持って、仕事に取り組むことが大切です。 ●成年後見人が本人の財産を投機的に運…続きを読む

成年後見人の役割

財産管理 ●年金を受け取る ●預貯金の引き出し ●生活に必要なお金の支払い ●預貯金通帳や保険証書などの保管 ●株券、不動産の権利証の保管 身上監護 ●介護契約の締結 ●施設への入所契約や診療契約の締結 ※食事の世話や介…続きを読む

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